中国の大気汚染告発動画の閲覧禁止、五輪立候補が関係か―香港紙

Record China    2015年3月27日(金) 0時54分

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24日、中国国営中央テレビの元記者・柴静さんが制作した大気汚染を告発する動画が中国当局の統制でネットで視聴できなくなった問題について、香港紙・蘋果日報は「中国が22年冬季五輪招致レースに立候補しているため」と伝えた。写真は柴さんの著書。

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2015年3月24日、中国国営中央テレビ(CCTV)の元記者・柴静(チャイ・ジン)さんが制作した大気汚染を告発する動画「穹頂之下」が中国当局の統制でネットで視聴できなくなった問題について、香港紙・蘋果日報は「中国が22年冬季五輪招致レースに立候補しているため、当局が全力で封じ込めようとした可能性がある」と伝えた。

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新華社通信によると、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会のジューコフ委員長は24日、北京で現地調査を開始した。北京市内の施設のほか、河北省張家口のスノーボード会場など競技会場を28日まで視察する。招致レースは現在、北京とカザフスタンのアルマトイの争いとなっている。中国は08年の夏季五輪に続いて冬季五輪の開催も狙っている。

しかし、折しも中国では柴さんの動画「穹頂之下」がネット上で話題沸騰中。専門家は「当局は動画が北京の印象を悪くすることを恐れたのではないか」と分析している。また、香港の時事評論家は「多くのメディア関係者が動画を評価し、紹介したことで、市民の自発的な組織力、行動力があることが示された。当局はそこに敏感に反応したのだろう」と指摘している。(翻訳・編集/大宮)

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