大気汚染の原因物質、体内流入で自殺率上昇か=中枢神経系統をかく乱!?―韓国紙

Record China    2015年4月4日(土) 11時24分

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3日、韓国・中央日報によると、韓国の医療チームはこのほど、大気汚染の原因となる微小粒子物質などが体内に入ると「呼吸器系の疾患を引き起こすだけでなく、自殺率を上昇させる可能性がある」との研究結果を発表した。写真はソウル。

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2015年4月3日、韓国・中央日報によると、韓国の医療チームはこのほど、大気汚染の原因となる微小粒子物質などが体内に入ると「呼吸器系の疾患を引き起こすだけでなく、自殺率を上昇させる可能性がある」との研究結果を発表した。環球時報(電子版)が伝えた。

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韓国サムスン・ソウル医院の精神健康医学科の研究チームが06〜11年、韓国各地の大気汚染指数と自殺率を比較したもの。それによると、微小粒子物質が多くなればなるほど、オゾン濃度が高くなればなるほど、自殺率が上昇していることが分かった。微小粒子物質は通常春に増加。オゾンは排気ガスが多く日差しの強い夏に増えるという。一方、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化硫黄などの含有率は自殺率と関係がなかった。

研究チームによると、微小粒子物質やオゾンが人体に入った場合、中枢神経系統をかく乱させ、持病を悪化させる恐れもあるという。微小粒子物質はホルモンの分泌に影響。オゾンは神経の情報伝達に関連するセロトニンを減らすため、精神疾患に影響する恐れもあるとみられる。(翻訳・編集/大宮)

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