Record China 2007年8月7日(火) 16時38分
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2007年8月、中国商務部の発表した「外食企業経営規範」の概要が明らかとなった。注目されるのは、割り箸など使い捨て食器の使用自粛案。価格の高騰など、日本向け輸出に影響する可能性も。
2007年8月、商務部の発表した「外食企業経営規範」の概要が明らかとなった。今年12月1日より実施される同通達は設備・衛生条件などさまざまな項目に関する規範を定めている。特に注目されているのは、割り箸をはじめとする使い捨て食器の使用自粛の提案だ。通達は罰則規定も定められていない非強制のものだが、今後強制へとシフトするとの観測もあり、外食産業には不安が広がっている。
中国では肝炎や食中毒の不安から割り箸など使い捨ての食器が好まれている。それだけに割り箸の使用が禁止されれば客足に影響するのは必至だ。あるレストランでは割り箸の使用を止めたところ、多くの客はつまようじを使うなど頑なにレストランの用意した箸を使おうとしなかったため、やむを得ず割り箸の使用を再開したという。
外食産業では、割り箸使用制限に抵抗感が強いが、木材価格の高騰もあり、節約社会を目指す中国政府の動きは止まらなそうだ。この影響は中国国内だけに止まらず、ほとんど全ての割り箸を中国から輸入している日本にも大きな影響を与えると見られる。今後、割り箸の輸出価格の高騰、輸出量の制限措置が実施される可能性も指摘されている。(翻訳・編集/KT)
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