日本のデパート、押し寄せる中国人観光客をおもてなし=中国ネットの「怒りの矛先」は意外な方向へ

Record China    2015年2月22日(日) 22時22分

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21日、中国版ツイッター・微博の新浪財経のアカウントは、新華網の報道を引用して、春節(旧正月)の連休で日本を訪れる中国人観光客を迎えるための日本のデパートの取り組みを紹介した。写真は日本のデパート。

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2015年2月21日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の新浪財経のアカウントは、新華網の報道を引用して、春節(旧正月)の連休で日本を訪れる中国人観光客を迎えるための日本のデパートの取り組みを紹介した。

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報道によると、三越や松坂屋などの大手百貨店では従業員を対象に中国語教育を実施したり、一部では日中の自動翻訳機を用意したりして、中国人観光客に対応しているという。日本政府観光局(JNTO)が18日に発表したデータによると、今年1月の訪日中国人観光客は前年同期比45%増の22万6300人。2月は春節もあり、さらに増加する見通しだという。

中国のネットユーザーは、こうした状況をどのように見ているのか。新浪財経の書き込みには、「なぜ中国に敵対する政府がある国へ消費に行くのか」「日本に行くのは売国奴!」などのコメントが見られるが、最も評価が高いコメントは「『日本に行くのは売国奴だ』とコメントしているやつは本当におかしい。某党の子どもたちはみんな欧米にいる。日本がどうした?彼らは笑顔で迎えてくれる。台湾や香港よりずっといい」というもの。

香港では先週、本土での転売を目的に香港で商品を買いあさる中国人観光客に抗議するデモが起きていることから、香港では必ずしも本土の観光客を歓迎しているとは言いがたい。また、台湾・政治大学選挙研究センターが昨年末に行った調査によると、自分が「台湾人」であるとの回答は60.6%、「台湾人であり、中国人でもある」との回答は32.5%、「中国人」との回答は3.5%だった。台湾人との回答から中国人との回答を引いた「台湾人アイデンティティー指数」は57.1と過去最高を記録した。

こうしたことから、「欧米や日韓は心を尽くして中国人観光客を迎えようとしているのに、台湾や香港の独立派は本土客をバカにし、排斥しようとしている。裏切り者は鬼子(※日本人の蔑称)よりも100倍憎い」といったコメントも見られた。

ほかに評価の高いコメントには、「行かないって言ってる人は、行けるだけのお金を持っているの?私はお金がないけど行きたい」「日本をののしっているやつは、まず汚職役人をののしれよ。外国人観光客に魅力を感じさせる国にしろってね」などがある。また、日本のデパートの受け入れ態勢については、「中国人のショッピングに便利だ」「すごい!日本人はよく考えてるね」「日本のサービス意識は本当に素晴らしい。世界一流」など、素直に評価するコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

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