環境保護計画に成果!河に流れが、草原に緑が戻る―中国新疆ウイグル自治区

Record China    2007年8月7日(火) 4時49分

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近年、高温少雨で土地の荒漠化が急速に進み、河が枯れ、3分の1が荒地となった新疆アルタイ地区。問題を解決すべく巨額の資金を投じた環境保護計画が進められ、写真のような美しい自然が徐々に戻っている。

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2007年8月5日、新疆アルタイ地区は本来美しい草原が続く、広大な牧用地である。しかし近年、高温少雨の影響で土地の荒漠化が急速に進み、河が枯れ、アルタイ地区の3分の1に当たる面積は荒地となってしまった。また、激しい砂嵐が頻繁に発生するためいくつもの村落が移動を余儀なくされ、塩分集積がひどいために森林の自然更生力が失われてしまうなど、さまざまな問題を抱えていた。

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こうした問題を解決すべく、アルタイ地区では近年、巨額の資金を投じた環境保護計画が進められており、天然林保護、荒地での植林活動や、耕作・放牧に制限を課して土地の更生を図るなど、いくつものプロジェクトが実行されてきた。

こうしたプロジェクトは土地の回復に実際に大きく貢献している。報告によると、前回調査で5〜10%であった草原の回復率は15〜20%に上昇。牧草の生産量も大幅な増加を見せている。枯れ果てた河にも流れが戻り、アルタイ地区は今、少しずつ乾燥、荒廃、砂漠化の悪循環から解放され、本来の美しい草原を取り戻しつつある。(翻訳・編集/BA)

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