Record China 2007年8月6日(月) 16時23分
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中国企業は今、日本で大量に定年退職を迎える“団塊の世代”に大いに着目している。高い技術と経験、仕事への熱意や愛社精神、どれをとっても中国では手に入らない人材、と雇用した企業の満足度は高い。写真は大連市。
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2007年8月6日、中国国内のメディアで日本人の技術者、中村紘二氏が紹介された。中村氏は遼寧省大連市にあるデジタル制御機器のメーカーの「ナンバー2」として活躍する外国人技術者だ。7年前に日本の大手企業を定年退職した直後に大連に渡り、中国の企業で技術指導を行っている。
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この会社の楊玉洪社長は、中村氏の技術力と人柄に惚れ込み、破格の年俸1千万円で迎え入れた。「日本人技術者はその高い技術と経験もさることながら、仕事への熱意や愛社精神、企業秘密を厳守する資質、どれをとっても中国では手に入らない人材。まさに企業人としてすべての面で完成された時に“完熟”のタイミングで迎え入れることができた。会社への貢献は計り知れない」と手放しで喜ぶ。同社はその後、日本支社を開設、中村氏は責任者として、日本と大連を往復する日々だ。
中国企業は今、日本で大量に定年退職を迎える“団塊の世代”に大いに着目している。現在、中国には外国人技術者や専門家が34万人滞在する。うち日本人は10万人、定年退職後に中国で働く人も多い。特に大連市は、日本企業退職者の受け入れに熱心で、専門窓口を設ける一方、受け入れた企業に補助金を出すなど奨励策を打ち出している。(続く)(翻訳・編集/WF)
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