2015年2月13日、無限に広がる神秘的な宇宙を前にして、人類の小ささは探索する過程においてすます明らかになっていくだろう。米航空宇宙局（NASA）は今月9日、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、まるで人類に微笑みかけているかのような宇宙に浮かぶ「笑顔」の星空写真を公開した。国際在線が伝えた。

【その他の写真】

この「笑顔」は丸い顔に2つの輝く目、小さな鼻、カーブを描く口からなる。この「スマイル」はSDSS・J1038＋4849銀河団を撮影したものだ。

写真ではオレンジ色の大きな2つの「目」と、ボタンのような白い「鼻」を見分けることができる。写真についているコメントによると「この『笑顔』の目は非常に明るい銀河で、口は銀河団の強い『重力レンズ効果』によるものだ」とされている。

科学者によると、銀河団は大きな質量を持ち、その強い引力が周辺の時空を曲げて背後の銀河の光を捻じ曲げている。こうした効果は人間が凸型レンズを使うのと同様の効果をもたらすという。

ハッブル宇宙望遠鏡は1990年に打ち上げられた、観測の成果が最も豊富な天文機器の一つだ。同望遠鏡は大量の写真を撮影しているが、この「スマイル」の写真はジュディー・シュミットさんという天文愛好家が発見した。（提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤）