2015年2月8日、韓国・SBSテレビによると、韓国内の旅行会社で無料で配布している日本観光地図に「竹島」や「日本海」と表記されていることが、韓国で物議を醸している。

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問題となっている地図は、日本を旅行する韓国人のために日本政府観光局が製作したもので、日本の景勝地や温泉、ホテルやリゾートの情報がすべて韓国語で書かれている。しかし、その中の日本地図には、韓国政府が主張する「独島」「東海」ではなく、「竹島」「日本海」と表記されているという。

さらに問題なのは、この地図を韓国内の有名旅行会社が無料で配布していること。情報提供者によると、問題の地図は、「ナッツ事件」で有名な大韓航空の趙顕娥（チョ・ヒョナ）前副社長が代表取締役を務めていた「韓進観光」で受け取ったという。

この地図について報道では、「日本が韓国人観光客への親切の中に、このような政治的本音を忍ばせるとは夢にも思わなかった」などと批判している。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「日本政府が作った地図を確認もせずに配布するなんて…。チョ・ヒョナが代表取締役を務めていたのも納得」

「ナッツ1つであんなに怒るチョ・ヒョナが、こんな重要なことに気付かなかったの？」

「日本の戦略にまんまと引っかかった。問題の地図をすぐに廃棄して、韓国で作られた地図を配布して！」

「ますます大韓航空が許せなくなった」

「韓進航空の名を広めたかったのか？チョ・ヒョナらしい作戦だね」

「名前に『大韓』と付いていなくて良かった。『韓進』ならまだ許せる。大韓航空も韓進航空に変えてほしい」

「なんで海に国の名前なんかつけるんだ？韓国も東海でなく韓国海にしよう」

「日本政府が作ったんだから、独島や東海と表記するわけないでしょ？確認しなかった職員が悪い」

「日本には勝てない。いつか独島は日本に奪われる」

「正直、日本海表記は正しい。独島は韓国の領土だけど…」（翻訳・編集/堂本）