2015年2月4日、北京青年報によると、中国山東省から韓国へ輸出されたニンニク2200トンがこのほど、韓国検疫当局の品質検査で不合格となり、中国へ送り返されることが決まった。中国側は「納得できない」として受け取りを拒否している。

【その他の写真】

輸出したのは同省臨沂市蘭陵県の農業関連企業。ニンニク2200トンは一旦韓国へ輸送されたが、検疫を担当する韓国農業検疫所が品質検査で不合格と判定。現在送り返されて同省青島港に留め置かれている。保管費用が1日ごとにかさんでおり、中国側の損失は1000万元（約1億9000万円）以上に達する見通しだ。

輸出した企業の代表は、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領にあてた公開書簡を発表。正式な手続きを経て韓国側へ輸出したことを強調したうえで、「われわれが流した血と汗が報われず、生活は非常に困難になっている。われわれが直面する損失と痛みを感じて頂きたい」と訴えている。（翻訳・編集/大宮）