2015年1月29日、中国が開発した抗がん剤の新薬「チダミド」は、中国が初めて米国などの先進国に特許使用を許可した独自の新薬だ。これは中国の、構造に基づく分子設計、ターゲット研究、安全評価、臨床開発、実用化の実現に至る全過程のコア技術・能力が向上したことを意味し、中国医薬業界の歴史的な進展を示している。科技日報が伝えた。

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中国臨床腫瘍学会主任委員、アジア臨床腫瘍学会副主任委員の馬軍（マー・ジュン）教授によると、中国人の約1万人に1人が悪性リンパ腫にかかっている。チダミドは再発しやすく治療が困難な節外性T細胞リンパ腫に対応し、患者は長期的な生存・治療が可能になった。チダミドを開発した深セン微芯生物科技有限責任公司はすでに米国、日本、台湾などの国と地域に対して、チダミドおよびその他の抗がん剤を使った、その他の血液腫瘍、非小細胞肺がん、乳がんなど実体の腫瘍の臨床研究を許可している。（提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤）