抗日の名将、「常勝将軍」張霊甫の墓を発見、遺族の遺骨返還要求に現地農民は高額請求―中国

Record China    2015年1月24日(土) 23時48分

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23日、華商報は記事「抗日の名将・張霊甫、遺骨は羊の放牧地に=鑑定求めた息子に高額費用請求」を掲載した。遺族が遺骨の鑑定、返還を要求したところ、鑑定だけで400万円近い高額の費用を請求された。

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2015年1月23日、華商報は記事「抗日の名将・張霊甫、遺骨は羊の放牧地に=鑑定求めた息子に高額費用請求」を掲載した。

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中国国民党の名将・張霊甫。中国国民党の主力部隊である国民革命軍第74師を率い、たびたび旧日本軍を破る大活躍を見せ、「常勝将軍」との異名で知られる。日中戦争後は国共内戦を戦うが、1947年に山東省で戦死する。

記録によると、張は山東省臨沂市沂南県馬牧池郷董家庄村に葬られたという。張の遺骨を故郷である陝西省西安市に葬りたいと遺族は墓を捜していたところ、ついに張の墓を発見した。かつては羊の放牧地だった場所にひっそりとあった。

董家庄村の農民は村に張の記念塔を作ってはどうかと持ちかけたが、遺族は拒否。遺骨を鑑定し持ち帰りたいと申し出ると、董家庄村の農民は20万元(約378万円)という高額の鑑定費を持ちかけてきた。遺骨を持ち帰るならばさらに多くの金が必要になるという。

遺族は言う。「彼らは金もうけしたいだけ。山東省に記念塔を作るつもりはない。遺骨を持ち帰りたい。西安市にはすでに張霊甫の記念館を作ってあります」、と。事態を打開しようと遺族は山東省共産党委員会中央統一戦線工作部局に窮状を訴える書簡を送った。(翻訳・編集/KT)

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