北京の「2014年治安マップ」発表、犯罪件数は過去10年で最低―中国

Record China    2015年1月20日(火) 22時17分

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16日、北京市公安局はこのほど、昨年の「北京治安対策状況報告」を広く市民に公開した。

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2015年1月16日、北京日報によると、北京市公安局は14日、昨年の「北京治安対策状況報告」を広く市民に公開した。また、各種事件が多発するエリアを図解で示した「2014年北京市治安マップ」も発表した。統計データによると、2014年、北京市の社会治安情勢は、穏やかで秩序だった状態が続き、違法犯罪件数は、過去10年で最低となった。北京警察が扱った麻薬関連検挙数の増加率は全国トップ、過去20年の最高水準に達した。

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〇検挙率:殺人事件は99.04%

2014年に北京市で立件された各種刑事事件は15万3000件あまり、前年比9.1%増加した。重大な危害を及ぼし得る8種類の事件は、同29.5%減少した。このうち、強奪・強盗・殺人などの事件の立件数は大幅に減少した。

警察が昨年検挙した刑事事件の数は最高記録を更新、計12万2000件あまりに達し、前年比8.7%増加した。このうち、年内の検挙数は6万9000件、刑事事件の検挙率は45.2%に達した。殺人事件の検挙率は99.04%と、全国トップだった。

〇麻薬犯罪:麻薬関連犯罪摘発者、1万人を突破

2014年、5種類の重点犯罪については、「4種減少、1種増加」の傾向を呈した。うち賭博事件は46.3%減、売買春事件は25.5%減、無許可タクシー関連事件は1.5%減、病院の順番待ち番号札を売る「並び屋」事件は0.17%減少した。一方、自転車の盗難・転売事件は22%増加した。

2014年、北京市公安局が解決した麻薬関連事件の増加率は全国トップとなり、麻薬関連事件で摘発された容疑者の数は、初めて1万人の大台を突破した。全市で検挙された麻薬関連事件は3410件あまり、前年比51.7%増。逮捕された麻薬犯罪容疑者は3390人あまり、同51.4%増。麻薬関連事件で摘発された容疑者は同99.0%増の1万300人、押収した麻薬は同9.8%増の148.6kgだった。

〇粛正:幹部・人民警察150人に責任追及

警察は昨年、反腐敗闘争を大々的に推進し、「容認ゼロ」を基本姿勢として、「市民に害を及ぼす輩」を徹底的に一掃する方針を貫いた。公安局全局規律検査監察システムで立件された人民警察規律違反事件の件数は前年比108.3%、摘発された人民警察官数は同107.1%、それぞれ上昇した。解決に至った、執務・法執行・業務・内務各分野における深刻な問題は594件に上り、指導幹部や人民警察合わせて150人が責任を問われた。

〇反テロ:容疑者426人を逮捕

2014年、警察は、王府井、前門、北京駅など市民が集中する重点繁華街14カ所において、「1分以内に対処」する体制を敷き、武装警察官による「距離はメートル単位、時間は秒単位まで正確」な警備配置を実施した。大通りでは、武装パトロール隊が集中パトロールを実施し、白バイによるパトロールや警察犬を連れたパトロールによって、各エリアの隅々にまで入り込んだ。北京周辺では、3つの防衛線を完備して徹底した警備体制を敷いた。空中では、警察ヘリによる飛行パトロールや監視モニタを利用して警備網を全面的に張りめぐらした。地下については、地下鉄の運営体制と歩調を合わせ、50の地下鉄駅において、「乗客・携行品の同時検査」などの措置を講じた。また、前後して計11回にわたりテロ対策訓練が行われた。

2014年、北京市公安局は7390件あまりのテロ関連容疑案件を捜査、426人の容疑者を逮捕した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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