2015年1月9日、英紙デイリー・テレグラフは「豪華な洋服ダンスが中国共産党員を面倒に追い込む」と題した記事を掲載した。中国・参考消息（電子版）が伝えた。

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湖南省の国有企業の社長、李建国（リー・ジエングオ）が昨年12月、重大な規律違反の疑いで当局の取り調べを受けた。高価なルイ・ヴィトンのベルトを付けているその姿が、共産党員の質素な生活様式とかけ離れていると、ネット上で告発されたためだ。

黒竜江省ハルビン市の幹部、石嘉興（シー・ジアシン）も今週、同じ運命に直面した。1万元（約19万円）以上もするモンクレールのダウンジャケットを身に付けていたことについて、ネット上では辞任を求める声が上がっている。

習近平（シー・ジンピン）国家主席が12年に反腐敗キャンペーンを始めたことで、中国の官界に激震が走った。

最近失脚した大物は、江蘇省南京市トップの楊衛沢（ヤン・ウェイザー）共産党委員会書記だ。重大な規律違反の疑いで失職した。

中国メディアによると、北京市は、習主席が推進する「節約励行浪費反対条例」を徹底するため、12の監督検査チームを派遣。公務員による接待や公費での出国、公用車やゴルフ場の利用などを厳格化するのが主な狙いだ。（翻訳・編集/NY）