日本が海外で推進する「ジャパン・ハウス」計画、中国の孔子学院に対抗か―SP華字紙

Record China    2015年1月9日(金) 1時1分

拡大

6日、SP華字紙は外務省が海外で展開する「ジャパン・ハウス」計画について、中国の孔子学院に対抗するものだと伝えた。写真はコスプレをする女性。

(1 / 2 枚)

2015年1月6日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国が世界各地に開設している孔子学院に対抗して、日本は「ジャパン・ハウス」を海外に設置する計画だと伝えた。以下はその概要。

その他の写真

日本の外務省は、英ロンドンと米ロサンゼルス、ブラジルのサンパウロの3都市に、日本の対外発信拠点「ジャパン・ハウス」(仮称)を設置する計画だ。将来的には中国や香港を含むアジア諸国にも展開する予定だという。

ジャパン・ハウスでは和食や和紙、漫画アニメといった魅力ある日本文化を紹介し、伝統工芸や最先端分野の技術などを現地企業にアピールすることで、経済協力関係の強化を図る。運営は民間に委託し、施設は都市中心部にある既存の建物を利用。館長には現地の有力者などを予定している。

ジャパン・ハウスの狙いは領土問題や歴史問題について日本に対する国際社会の理解を得ることだ。中国は世界各地に孔子学院を設置し、中国語教育や中国の歴史・文化の伝播に積極的に取り組んでいる。また、在外中国大使館は現地メディアを通じて中国の歴史認識を伝え、日本が「歴史を反省しない罪人」であるとの印象づけに成功した。ジャパン・ハウスは日本のさまざまな魅力を海外に伝えることで、知日派や親日派を増やすことができると外務省は期待している。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携